コンタクトレンズをしっかり理解しよう。 » Blog Archive » コンタクトレンズ二刀流

 

メインはメガネ。

コンタクトは外出用。

あるいは運転用、
ゴルフ用。

なので、
使うのは月に1~2回程度。

従って、
レンズはワンデータイプ。

彼らはよく
こんなことを言ってました。

たまにしか使わないんだから、
安いワンデーでいいんだ。

どうせすぐに
捨てちゃうんだし。

その当時は
それはそうだ、
経済性を優先するのは
ごもっとも、
って感じで賛同する気持ちも
ありました。

でもよ~く考えてみますと、
たまにしか使わないから
安いものでいい、
ならば、毎日使うのであれば
高級なものを選択するのでしょうか?

たまにしか使わないから
安いものでいい、
という価値観のユーザーは
毎日使うことになっても
やっぱり安いレンズを
選択することが多いのです。

マスクは毎日
使い捨ててますけど、
捨てるものだから
薄くてペラペラでいいんだ、
とはさすがに思えません。

きちんと機能してくれるものを
使わなければ意味がないのです。

たまにしか使わないんだから、
安いワンデーでいいんだ、

・・・と考えているユーザーは
かなり少数派になってきました。

むしろ、
全然その真逆で、

たまにしか使わないんだから、
ハイススペックなワンデーで。

…というユーザーが大半。

たまに使うと言っても
その時はたいがいは大事なイベント。

ならば、
レンズの違和感とか乾燥感とかに
振り回されないもので、
堅実に使いたい。

金額は張るけれども、
そういう目的においては、
それだけの価値があるもんなのだ、
と。

 

コンタクトレンズ二刀流
というユーザーはよくいます。

いつもひとつの同じレンズを
あらゆるシーンで
使い続けるのではなく、
その時に応じて
使うレンズを違えているのです。

よくあるのは…

仕事の日はフツーのレンズで、
休日お出かけ用としてカラコン

仕事の日は弱めの視力で、
休日お出かけ時は
よく見える視力のレンズ

日常的には2ウィークで、
旅行用、出張用としてワンデー

日常的にはハードレンズで、
スポーツの時には
ズレ、落ちの心配がないワンデー

日常的には遠近両用で、
スポーツの時にはスッキリ感のある
遠近ではないフツーのレンズ

・・・などなど。

2種類のレンズを持ってるなんて、
なんて贅沢な!
と、思うなかれ。

ワンデーであれば、
何らかのレンズを
1日に1枚は使うわけですから
そのシーンで
もっとも使い勝手のいいものを
選んだ方が効率がいいし、
望んだ視力で使えるはずなのです。

 

シードというメーカーは
レンズのクオリティを
追求することはもちろん、
レンズのパッケージデザインにも
チカラを入れているのです。

かんたんに言うと、
コンタクトレンズ然、
としていないパッケージ。

今はもう
製造中止になってしまいましたが、
男性用カラーレンズの
プラスモードワンデーオム
男性的でスタイリッシュな
イメージのパッケージでした。

 

十年以上の
ロングセラーを続けている
瞳を大きく見せるカラーレンズの
アイコフレワンデーUV
ユーザーの大半が
女性ということもあって
パッケージだけ見たら
これって、お化粧品ですか??
…というイメージ。

バッグの隙間から
パッケージがのぞいていても
なんら問題はなさそうな
雰囲気なのです。

そんなふうにして
レンズの価値だけではなく
全体的なイメージで
ユーザー層を厚くしてきた、
というのが
シードの戦略でもありました。

しかし、
2022年7月に発売した
ワンデーの新製品、
Air Grade 1day UV W-Moisture
エアグレードワンデーユーブイ
ダブルモイスチャーは
ひとあじ違います!

おそろしく
シンプルなパッケージ。

シンプルというよりも
これって、
モノクロなんですか??
・・・みたいな。

 

コンセプトとしては
コンタクトレンズは洗面台で
つけ外しをすることが多いので
洗面台によくある白い雰囲気を
損ねることが内容な色彩で、
とのことなのでしょう。

いみじくもシード史上、
最高スペックのワンデーなんですから
もうちょっと高級感があった方が
良かったのではないかと・・・・